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第48期 事業報告

 当連結会計年度におけるわが国経済は、上半期、一部業界では米国に端を発した金融危機の影響を既に受けておりましたが、欧米企業に比べその影響は少ないとの楽観的な認識を未だ残しておりました。しかしながら9月に入り、米国大手証券会社の経営破綻を契機に全世界での株価大暴落が実体経済に多大なる影響を与え始め、日毎にその厳しさを増し、その影響は自動車および建設関連業種から全業種にまで及び、100年に一度の世界同時不況に突入したといわれております。
 当社グループの事業環境は、放電加工・表面処理関連では、産業用ガスタービン部品、航空機エンジン部品が順調に推移しましたが、金型・機械装置等関連では、自動車や住宅関連の在庫調整等の影響により厳しい環境が続いております。
 このような状況の中で、当社グループは、生産性の向上や原価低減等に注力する一方で、新製品・新技術の開発、既存事業の見直し・拡大に取り組み、企業体質の強化、業容拡大に努めてまいりました。
 その結果、当連結会計年度の売上高は、金10,126百万円(前連結会計年度比5.2%増)、営業利益は780百万円(同5.2%減)、経常利益は710百万円(同11.4%減)となりました。当期純利益は、棚卸資産評価損や投資有価証券評価損等の特別損失の増加により、271百万円(同16.8%減)となりました。

■製品区分の状況

[ 放電加工部門 ]

 各種金属製品の受託加工は、航空機エンジン部品が順調に推移し、また産業用ガスタービン部品加工においても、中国、東南アジアを中心とした電力需要が増加していることから受注が増加し、さらに従来の放電加工工程に前後の工程を取り込んだ一貫加工化を推進したことなどにより、放電加工全体では大幅な増収となりました。
 その結果、売上高は4,963百万円(前連結会計年度比20.4%増)となりました。

[ 金型部門 ]

アルミ押出用金型は、新規顧客への取引開拓等により前連結会計年度並で推移いたしましたが、セラミックスハニカム押出用金型とプレス用金型は、下期に入り自動車の在庫調整等の影響を受け減収を余儀なくされ、金型全体では減収となりました。
 その結果、売上高は3,153百万円(同4.8%減)となりました。

[ 表面処理部門 ]

 航空機エンジン部品・産業用ガスタービン部品・自動車部品等の表面処理は、産業用ガスタービン部品および航空機エンジン部品加工が順調に推移し、またクロムフリー塗料においても、施工業者の増加、欧州向け売上増等があり、表面処理全体では増収となりました。
 その結果、売上高は1,419百万円(同12.5%増)となりました。

[ 機械装置等部門 ]

 機械装置は、予定していたプレス機械の販売が先送りされたことなどから減収となり、自社プレス機による受託加工においても、自動車の在庫調整の影響を受けた受注数量の減少等があり、機械装置等全体では大幅な減収となりました。
 その結果、売上高は589百万円(同36.6%減)となりました。