非破壊検査とは

非破壊検査とは、材料や製品を破壊することなく欠陥の有無、位置、大きさ、形状などを調べる検査のことです。

航空宇宙分野では非破壊検査を実施することが義務付けられており、浸透探傷検査、超音波検査、渦流探傷検査、磁粉探傷検査、放射線透過検査などの種類があり、検査する製品の用途や性質に合わせて最適な方法を選択します。

非破壊検査の特徴

非破壊検査は、放電加工、熱処理、コーティング、表面処理といった特殊工程の一つであり、航空宇宙製品に適用するためには、航空宇宙専用の規格(JISQ9100・NAS410など)に加えて特殊工程国際認証Nadcapを取得することが大手顧客メーカより義務付けられています。

航空宇宙産業における非破壊検査の重要性

航空宇宙製品は地上で使用される製品に比べて非常に過酷な環境下において安定した機能が求められており、万一故障した場合には墜落等の重大な事態に直結するため、部品のひとつひとつに高い信頼性が要求されています。

高い信頼性を確保するためには航空宇宙製品に使われる多くの部品について非破壊検査を行い、品質を保証することが重要となります。

非破壊検査を通じて得られる力

航空宇宙製品の競争力を更に高めるために、コスト削減とリードタイム短縮が求められています。このため、従来の機械加工、溶接、熱処理等の各工程を個々の会社が行う「のこぎり型生産方式」から、各工程を統合化して中核会社が取りまとめる「一貫生産方式」へ転換するためのサプライチェーン改革が進められています。

この中で非破壊検査は必ず実施しなければならない工程である一方、検査員資格やNadcap審査等の認証取得のハードルが非常に高いため、これらの認証を取得することは航空宇宙事業を展開する上で非常に大きな強みとなります。

非破壊検査アカデミーで身につくもの

実際の航空機部品を使った実践的なトレーニングや豊富な経験に基づいた指導を受けることによって、非破壊検査資格や認証を取得するための専門知識や技術を修得するとともに、航空宇宙産業に不可欠な「飛行安全」や「法令順守」を最優先する高い倫理観を身につけることができます。

非破壊検査アカデミーの講師とその役割

アカデミーの講師は Responsible Level3、及びLevel2の当社資格保有社員が担当します。

Responsible Level3資格者が座学教育、トレーニング、試験、コンサルティング等の全般についての運営管理を行い、Level2資格者がこれらの作業についてインストラクターとして支援を行います。