主にガスタービンエンジン等の翼部品を、高温酸化や孔食等の腐食から保護するために開発された表面処理工法で、犠牲防食性能に優れ、高温酸化に強く、表面粗度向上を実現する無機系塗料のコーティングです。主な用途として鉄、ニッケル、コバルト基系の材料に対しての使用が有効です。
650℃付近の高温下の厳しい環境で使用される金属部品に対して、米国SERMATECH International社(現Praxair社)が開発した、アルミニウム金属粉末を主体とした腐食や高温酸化に強い無機塗料コーティングです。従来より防食対策として行われてきた多くの表面処理工法に比べ、格段の優位性が認められているコーティングです。
※ SermeTel ® coating、SermaLon®、SermaGard®、SermaLoy®は米国Praxair社の登録商標です。