エンジンブレードとは?

2014年9月に竣工した当社小牧事業所では、航空機エンジンの部品である「ブレード」を製造しております。航空機エンジンの主流はタービン型で、外部から取り込んだ空気を圧縮機で高圧にし、そこへ燃料を噴射して燃焼、発生した高温高圧ガスのエネルギーで推進ファンを回転させ、後方へ噴出して推進力を得ます。この高温高圧ガスのエネルギーから回転エネルギーへの変換は、タービン(羽根車/回転機)が行い、このタービンは多数の「ブレード」と呼ばれる羽根で構成されています。「ブレード」は高温ガス噴流の中で大きな力を受けながら高速回転するという過酷な環境に晒されるため、高強度の耐熱合金による高精度かつ加工難度が高い部品となっています。

 

ブレード一貫加工とは?

一貫加工とは、文字通り「ブレード」の加工工程を全て自社で行うことを言います。 航空機エンジン部品では、加工工程において厳格な工程認証であるNadcap(民間航空機分野の特殊工程の認証制度)に合致することが要求されており、高い技術力が求められております。

当社では得意とする特殊工程(溶接、放電、表面処理、非破壊検査など)を中心に、高い品質、技術管理が求められる航空機エンジン部品製造の一貫したものづくりを確立して今後も増加する傾向にある顧客のニーズにお応えすることにより、航空機産業に貢献していきます。