工作物の表面が電解作用によって溶解することを利用した加工法で、電極にチタンチューブ、電解液には硝酸(15~20%)を使用し小径深孔加工を特徴としています。

事例紹介

小径深孔加工

直線方向に長尺かつ小径の穴あけ加工をする場合、機械加工では工具を細くすればするほど短くなるため、工具が届かず加工しきれない箇所が発生することがあります。また、削る際にひとつずつ穴をあけるため加工時間がかかります。

当社は、自社開発した電解加工機を使って、電解作用により金属を溶かす工法を実施しています。Φ3mm×孔深さ800mmのような小径かつ長尺の穴あけ加工が可能で、さらに複数穴を同時に実施することで機械加工に比べ短納期を実現します。
穴形状は丸や小判が選択でき、クロスの穴でも実施できます。
この技術は、ガスタービン部品のブレードの冷却孔に実施しています。

曲孔加工(曲がり穴)

機械加工では加工が困難な斜め方向や曲率(R)を持った長尺かつ小径の穴あけ加工を電解加工技術を応用して実施しています。

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